ドンキホーテホールディングスは6月5日、シンガポールに東南アジア1号店をオープンすると発表した。現地法人のM&Aによってではなく、同社グループが店舗開発を行う。開店時期や店舗の詳細はあらためて告知するとしている。
ドン・キホーテは、2006年に米THE DAI'EI(ハワイ州)を買収し初めて海外進出。13年には、シンガポールに海外事業本部「Pan Pacific International Holdings」(PPIHD)を設立するなど、海外展開を進めてきた。
新店舗は、M&Aではなく、同社がこれまで培った業態開発、店舗作りのノウハウを生かしてオープンするという。「シンガポール国内でオンリーワン業態を創造するとともに、グループの成長戦略を実現する新たなリソース開発拠点として、 東南アジアでの事業展開を推進する」(同社)としている。
ドン・キホーテ日本国内店舗への2016年の来客数は、前年と比べると約62.4%増えており、「海外からの需要が高まり続けている」(同社)という。
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