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人肌の温度で自由に変形 “修正できる”3Dプリンタ素材、ユニチカが開発
3Dプリンタで造形後も、人肌程度の温度であたためると自由に変形できる素材「“感温性”フィラメント」をユニチカが開発。2017年度中の販売を目指す。
繊維事業を手掛けるユニチカは6月5日、3Dプリンタで造形後、人肌程度の温度で自由に形を変えられる造形材料「“感温性”フィラメント」を開発したと発表した。2017年度中の販売を目指す。
新素材は、同社独自のポリエステル樹脂製。3Dプリンタで形を整えた後でも、人肌や風呂の湯と同じくらいの温度であたためると柔らかくなり、自由に変形できる。完全に固めるには、熱湯などに漬ける必要がある。耐熱性があり、3Dプリンタで造形中は軟化しないという。「3Dプリントした後、気に入らない部分を気軽に手直しできる」(同社)。
フィギュア、ホビー用品のほか、機械加工や溶接などの補助器具(治具)などへの活用を見込み、17年度中の販売を目指す。「3Dプリンタ市場へ新素材を提案することで、市場の拡大に貢献できればと考えている」(同社)。
新素材をユーザーに触れてもらう機会も設ける。「FabCafe MTRL」(東京都渋谷区)や「MTRL KYOTO」(京都市)に、素材サンプルを置く予定(時期は未定)。
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