ニュース
Google、「Chrome 59」の安定版公開 脆弱性や不具合を修正
Webブラウザ安定版のアップデートとなる「Chrome 59」がWindows、Mac、LinuxおよびAndroid向けに公開された。
米GoogleはWebブラウザ安定版のアップデートとなる「Chrome 59」をWindows、Mac、LinuxおよびAndroid向けに公開し、深刻な脆弱(ぜいじゃく)性や不具合に対処したことを明らかにした。
Googleのブログによると、デスクトップ向けの最新バージョンとなるChrome 59.0.3071.86では、計30件のセキュリティ問題に対処した。
このうち外部の研究者から報告された脆弱性は16件あり、危険度の分類は同社の4段階評価で上から2番目に高い「High」が5件、「Medium」が8件、「Low」が3件。発見者には危険度や難易度に応じてそれぞれ500〜7500ドルの賞金が贈呈された。
Chrome 59では設定画面も更新され、Googleが推奨する「Material Design」を採用した。
一方、Android向けのChrome 59.0.3071.92ではパフォーマンスや安定性改善のための修正を盛り込むとともに、JavaScriptエンジンを更新してページ読み込みの高速化とメモリ消費の削減を図ったとしている。
関連記事
- Google Chrome、HTTPページに対する警告を強化
Chrome 62からは、HTTPページのフォームにユーザーがデータを入力した場合、およびシークレットモードでHTTPページにアクセスした場合、アドレスバーに警告が表示される。 - Google Chromeチーム、Symantec証明書の段階的失効を提案
大手認証局(CA)を傘下に持つSymantecが証明書発行の不手際を繰り返しているとして、GoogleはChromeブラウザでSymantecが発行した証明書の有効期間を短縮するなどの措置を提案した。 - Google、デスクトップ向け「Chrome 58」の脆弱性を修正
現在64ビットのWindowsで32ビット版のChromeを使っている場合、今回のアップデートの間に64ビット版のChromeに切り替わる。 - Google、デスクトップ向けの「Chrome 58」公開
最新バージョンの「Chrome 58.0.3029.81」では不具合の修正や機能向上を行ったほか、29件のセキュリティ問題に対処した。 - 米Google、デスクトップ向けの「Chrome 57」安定版公開 36件の問題を修正
最新版の「Chrome 57.0.2987.98」では、計36件のセキュリティ問題を修正した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.