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ゲーセン向けVRマシンに「超 真・三國無双」登場 コーエーテクモ

コーエーテクモが今夏投入するアミューズメント向け「VRセンス」に、「三國無双」「DEAD OR ALIVE」などの新作を投入する。

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 コーエーテクモウェーブは6月28日、アミューズメント施設向けに今夏発売するVR(仮想現実)ゲームマシン「VRセンス」の詳細、タイトルを発表した。VR映像に合わせて振動や風、香りなどの感覚が味わえるアーケード筺体で、同社の人気ゲームシリーズ「三國無双」「DEAD OR ALIVE」新作を投入する。筐体価格は320万円(税別)。

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超 真・三國無双
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VRセンスとコーエテクモウェーブの阪口一芳社長

 VRセンスは、コーエーテクモが手掛ける約20年ぶり(前身のテクモ時代を含む)のアーケードゲーム機器。ヘッドマウントディスプレイを装着したユーザーがシートに座ると、VR映像に合わせ、シートが前後左右に最大8度傾いたり、振動したりする。シートの前後から風が吹き付ける機能を搭載し、レースゲームの疾走感、矢が飛び交う戦場の緊張感などを表現する。

 硝煙や女性の香りなどを再現する機能も搭載。筐体1台に6種類の香りのカートリッジを備えて噴出する。室温を調節し、燃え盛る戦場や涼しい雪山にいるかのように感じさせたり、ミストを出して雨などを表現したりする機能も。ネズミの大群、ヘビが足元を通り過ぎる「触覚」も作り出せるという。

 筐体サイズは、1016(幅)×2075(奥行き)×1788(高さ)ミリ、重さは約300〜400キロ。ゲームセンターや空港、高齢者向け施設などに展開する。初回出荷時は3タイトルを同梱し、新作タイトルとの入れ替えが可能(従量課金制)。

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「三國無双」「DEAD OR ALIVE」など人気作品を投入

 ローンチタイトルには、コーエーテクモのIP(知的財産)を生かし、アクションゲーム「超 真・三國無双」、格闘ゲーム「DEAD OR ALIVE XTREME SENSE」などを投入。

 超 真・三國無双は、コントローラーを振り、次々に迫る敵キャラクターの大群をなぎ倒す。風や振動の機能を利用し「吊り橋から急降下するなど、息もつかせぬアクション」「(家庭用ゲーム機向け)ナンバリングタイトルの内容を超える臨場感」(同社)を味わえるとしている。

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 DEAD OR ALIVE XTREME SENSEは、女性キャラクターの肌を流れる水滴などを再現し「まさに“くぎ付け”になる映像」という。PlayStation VR向け既存タイトルとは別内容の新作としている。

 このほか、謎解き要素があるホラーゲーム「ホラーSENSE 〜だるまさんがころんだ〜」、雨の中の疾走する競馬のジョッキー気分を味わえる「G1 JOCKEY SENSE」、城下町や戦場を駆け抜ける「超戦国コースター」などを用意する。今後は、女性向けタイトルなど「大型タイトルを順次追加する」という。

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 これらのタイトルは、PlayStation VR向けソフトとしても発売。「家庭用の廉価なソフトを遊んだユーザーがVRセンスの存在を知り、ゲームセンターで全く違う感覚も味わえるという相乗効果を狙う」(同社)

 コーエーテクモホールディングスの襟川恵子会長は「全く世界観が異なる“次のVR”のアイデアも進めている」と話した。

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左からコーエーテクモウェーブ「VRセンス」メインプランナーの南達尊さん、阪口一芳社長、コーエーテクモホールディングスの襟川恵子会長、「VRセンス」プロジェクトマネージャーの藤井久徳さん

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