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総務省、ランサムウェア「Petya」に注意喚起 海外で大規模な被害
欧州を中心に、「Petya」と呼ばれるランサムウェアにる大規模な被害が発生しているとし、総務省が注意呼び掛け。
総務省は6月30日、欧州を中心に、「Petya」(ペトヤ/ペチャ)と呼ばれるランサムウェアにる大規模な被害が発生しているとし、注意を呼び掛けた。
ベルギーやドイツ、ウクライナなど計65カ国で、大規模なマルウェア感染が発生。ウクライナでチェルノブイリの放射線モニタシステムや地下鉄、銀行などに影響が及んだという(関連記事)。
ラムサムウェアは2016年に出現したランサムウェア「Petya」に似ているものの、さらに高度な機能を持っているとされ、「NotPetya」「Petrwrap」「GoldenEye」などの名称で呼ばれている。
感染を防ぐため総務省は、ソフトウェアを更新して脆弱性を解消すること、不審なメールの添付ファイルの開封やリンクのクリックをしないこと、ウイルス対策ソフトの導入・更新を行うこと――を呼び掛けている。
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