ソフトバンク・テクノロジーは7月20日、子会社のミラクル・リナックスとサイバートラストを10月1日付で合併すると発表した。ミラクル・リナックスを存続会社とする吸収合併方式で、社名はサイバートラストに変更。ミラクル・リナックスの社名は消える。ブランド名としての「MIRACLE LINUX」は残す。
合併後はミラクル・リナックスの組み込み技術とサイバートラストのセキュリティ技術を集約した「セキュアIoT(Internet of Things)プラットフォーム」を軸に、グローバルにビジネスを展開するとしている。
合併比率はミラクル・リナックス1:サイバートラスト0.30577。新会社の株式の80.9%をソフトバンク・テクノロジーが保有し、社長には、ソフトバンクテクノロジー社長の阿多親市氏が就任する。
ミラクル・リナックスは国産Linuxディストリビューション「MIRACLE LINUX」の開発会社として2000年に設立。ソフトバンクテクノロジー(持株比率57.8%)のほかNTTデータ、大塚商会、NECなどが出資している。エンタープライズ向けLinuxを提供しているほか、組み込みLinuxはIoT機器への搭載が進んでいるという。
サイバートラストは1995年創業の情報セキュリティ企業で、ソフトバンクテクノロジーの100%子会社。日本初の商用電子認証局としてサーバ証明書など電子認証サービスを提供しているほか、IoT機器向けの認証基盤「セキュアIoTプラットフォーム」も展開している。
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