ニュース
イオンとサッポロ、貨物船を共同運航 トラック運転手の負担軽減
イオンとサッポロが、貨物船を共同運航。トラックに代わり、双方の商品を大量輸送し、ドライバーの負担、環境負荷の低減につなげる。
イオンとサッポロホールディングスは7月21日、大分県と静岡県を結ぶ貨物船の共同運航を24日に始めると発表した。週2往復し、双方の商品を輸送する。トラックによる輸送の一部を代替し、ドライバーの負担、環境負荷を低減する狙い。
大分港からは、イオンが福岡県内の工場で生産したプライベートブランド「トップバリュ」の飲料などを関東地方に輸送。清水港(静岡県)からは、サッポロが静岡県内の委託先工場が製造した清涼飲料水を九州へと運ぶ。
貨物船で大量輸送することで、トラックドライバーの長時間運転を解消できるという。トラック輸送と比べると、イオンは約15%、サッポロは約6%の輸送コストを削減できるほか、CO2排出量も約50%削減できるという。
イオンとサッポロは、2015年11月から長野(長野県)〜墨田(東京都)間で鉄道輸送も共同運用している。
関連記事
- “無人宅配”目指す「ロボネコヤマト」始動 神奈川で実証実験、18年に自動運転導入へ
ヤマト運輸とディー・エヌ・エーの「ロボネコヤマト」プロジェクトの実証実験がいよいよスタート。 - ヤマト、無線タグで企業物流を効率化へ 他社に技術提供も
RFIDを活用した物流の効率化に向けて、実証実験を行う。 - 宅配ボックスで再配達率が49%→8%に、パナが実験 一方「使えない」不満も……
パナソニックが一戸建て約100世帯に宅配ボックスを設置したところ、再配達率が49%から8%に。ただ、使わなかった世帯も……なぜ?
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.