「ファイナルファンタジー」からキャラ盗用 DMMなど、「カオスサーガ」問題でスク・エニに謝罪
1日で終了したオンラインゲーム「カオスサーガ」について、DMM.comとゲームブライブは8月4日、「ファイナルファンタジー」シリーズからキャラクターを盗用していたと明らかにし、スク・エニに対する謝罪文をWebサイトに掲載した。
昨年11月に「DMM GAMES」で配信し、1日で終了したオンラインゲーム「カオスサーガ」について、DMM.comとゲーム開発会社のブライブは8月4日、スクウェア・エニックス(スク・エニ)の「ファイナルファンタジー」シリーズからキャラクターを盗用していたと明らかにし、スク・エニに対する謝罪文をWebサイトに掲載した。
カオスサーガは、11月15日に配信スタートしたMMORPG。配信直後から「ファイナルファンタジーシリーズのキャラクターを流用しているのでは」とネットで話題になり、翌16日に配信停止した。ブライブは12月、「第三者の権利侵害があった」と発表し、謝罪していた。
DMM.comとブライブは8月4日、「株式会社スクウェア・エニックス様および関係者様に対するお詫び」と題した謝罪文をWebサイトに掲載し、具体的なゲーム名・社名に言及して謝罪した。
ブライブの謝罪文によると、「ファイナルファンタジーXI」「ファイナルファンタジーXII」のキャラクター「巨人族」など、キャラの著作権侵害24件を確認したという。「確認や人員配備が不十分であり、かつ、重畳的な確認体制を取っていなかったこと」が原因とし、スク・エニや関係者に「多大なる迷惑をかけた」と謝罪している。
ブライブは、アジア発のゲームの日本向けローカライズなどを行っている。同社によると、カオスサーガの開発・権利元は「海外企業のLingyao」で、同社はLingyaoとライセンス契約し、日本向けにローカライズして配信していたという。
DMMも謝罪文でスク・エニに謝罪。「オンラインゲームプラットフォームの運営者として、このような事態が二度と生じないよう、ゲームの提供・運営者に協力をお願いしつつ、再発防止に取り組む」としている。
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