小池知事の「人工知能、つまり私」発言にネット困惑:「それはAIだからです」
「AIだからです」「人工知能というのは、つまり政策決定者である私が決めた」――小池都知事の発言に「意味が分からない」と批判が集まっている。
「それはAIだからです」「人工知能というのは、つまり政策決定者である私が決めたということ」――東京都知事の小池百合子氏が8月10日の定例記者会見で行ったこんな発言が、「意味が分からない」とネットユーザーを困惑させている。
発言は、毎日新聞記者からの「豊洲市場の移転問題に関する検討過程の記録が残っておらず、情報公開という知事の方針に逆行するのでは。所見を聞きたい」という質問に対して答えたもの。
小池知事は「情報というか、文書が不存在であると、それはAIだからです」と発言した後、少し間を開けニコリと笑い、「外部の顧問や専門家会議で考え方を聞いてきた。試算は公表されている」などと説明。さらに「最後の決めはどうかというと、人工知能です。人工知能というのは、つまり政策決定者である私が決めたということ」などと話した。
この発言にネットユーザーは困惑。Twitterには「意味不明だ」「小池都知事がAIとはどういうことだ」「AIは記録(ログ)を残す」「小池知事がAIに風評被害を与えている」「はぐらかして煙に巻こうとしている」などと批判が集まった。
発言の意図を「必要なデータだけから冷静に判断したという意味では」「政策決定にAIを利用したという意味では」などと推測する向きも。小池知事が率いる地域政党「都民ファーストの会」所属の都議会議員・おときた駿氏はブログで、「知事は毎日新聞主催のAIなどをテーマとするフォーラムにゲスト登壇していたため、リップサービスの意味も込めてAIと切り返したのでは」との推測を披露した。
発言の動画や全文書き起こしは「知事の部屋」で確認できる(動画の42分ごろから)。
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