楽天、NBAウォリアーズとスポンサー契約 ユニフォームに楽天ロゴ サービス連携も視野
楽天が全米プロバスケットボールリーグNBAの「ゴールデンステート・ウォリアーズ」とのパートナーシップ契約締結を発表した。日本企業とNBAのスポンサー契約や、NBAのユニフォームにスポンサーロゴが入るのは初めて。【訂正あり】
楽天は9月12日、全米プロバスケットボールリーグNBAの強豪チーム「ゴールデンステート・ウォリアーズ」(以下、ウォリアーズ)とスポンサー契約を結んだと発表した。ウォリアーズのユニフォームに楽天のロゴが入るほか、練習施設の名称も「Rakuten Performance Center(楽天パフォーマンスセンター)」へ変更。同社が提供するサービスとの連携も予定しているという。日本企業とNBAのスポンサー契約、ならびにNBAチームのユニフォームにスポンサーロゴが入るのは初めて。
【おわびと訂正:2017年9月13日午後1時20分 初出時「ゴールデンステート・ウォリアーズ」のチーム名に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。】
契約期間や金額については未公表だが、楽天広報部は「NBAのユニフォーム・スポンサーシップは試験導入で、導入目安は3年。少なくともその間は継続する」とした。
今回の契約はパートナーシップ契約で、ウォリアーズの練習施設「Warriors Practice Facility」に関する権利も含む。ウォリアーズのユニフォーム左胸に楽天のロゴが入るだけでなく、練習施設の名称は「Rakuten Performance Center」に変更。ホームアリーナの会場内やWebサイトなどでも、楽天の名称やロゴを活用する予定という。
楽天が展開するサービスとも連携する予定。同社広報部によると、現在はまだ検討段階だが、オンライン・キャッシュバックサイト「Ebates」に特設ページを設けたり、メッセージアプリ「Viber」で独占コンテンツを配信したり、公開チャットでファンと交流したりする可能性があるという。
「ウォリアーズは北米市場で認知度が高く、ブランド力がある。今回のパートナーシップ契約で、楽天のさらなるグローバルブランド化を目指す」(楽天広報部)
ウォリアーズのリック・ウェルツ社長は、「楽天は私たちと共通する価値観を持っている素晴らしい提携先だと確信している。ウォリアーズのブランドをさらに世界に広げ、ファンとより深くつながるための新たな機会になると期待する」とした。
楽天は、国内ではJリーグクラブチームの「ヴィッセル神戸」とプロ野球団の「東北楽天ゴールデンイーグルス」を運営。海外のスポーツチームとは16年11月にスペインのサッカーチーム・FCバルセロナとスポンサー契約を結んでいる。
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