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ユーザーの「可能性」AIでスコア化 スマホで完結する融資、みずほ銀・ソフトバンクが開始
みずほ銀とソフトバンクが新たなレンディングサービスを開始。ユーザーが入力した情報をAIで解析して「可能性」をスコア化し、スコアに応じて貸し出し条件を提示する。
みずほ銀行とソフトバンクの合弁企業・J.Scoreは9月25日、スマートフォンだけで手続きが完結する個人向け融資(レンディング)サービス「AIスコア・レンディング」を始めた。ユーザーが入力した情報を人工知能(AI)で解析し、ユーザーの「可能性」をスコア化。スコアに応じて貸し付け条件を提示する「日本初」のサービスという。
メールアドレスとパスワードを登録し、年収、家族の人数などの質問にチャット形式で答えると、ユーザーの「可能性」をAIで分析してスコアを算出。スコアに応じて金利など貸し付け条件が算出され、融資の審査を申し込める。
好みやライフスタイル、ローン額、資産などを問う質問に追加で答えたり、みずほ銀行・ソフトバンクとの取引情報と任意で連携させると、スコアを上積みできる可能性がある。
スコアの算出は無料。算出したスコアは今後、さまざまなサービスで活用できるようになるという。
20〜70歳で国内に住んでいれば利用でき、学生や安定収入のある外国人留学生も申込み可能だ。
金利は0.9%〜12.0%(0.1%単位)。みずほ銀行やソフトバンクの情報を連携させれば、金利を最大0.2%引き下げる。
現在は、スマートフォン・PCに対応したWebサイトで利用できる。今後、スマートフォンアプリの公開や、融資・情報連携のリアルタイム化、借入れの手続き早期化などを進める計画だ。
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