Appleが、同社のプライバシーと安全性について説明した「プライバシー」を公開している。
広告主をはじめとする組織に売るために、Appleが個人情報を集めることはないと説明している。
Appleがいち早く採用した差分プライバシーにより、データを暗号化し、他の数百万人分のデータと組み合わせることで統計学上のデータを導き出し、一般化されたパターンを見ることによって、最も人気のある絵文字、QuickTypeの最も最適な候補、Safariのエネルギー消費率などの特定に使用していると説明。
Appleが、どのように個人情報を安全に保つことを徹底しているかについて説明する「Appleのプライバシー対策」では、買い物をする時も、支払いをするときも、iMessageやFaceTimeを使うときも、常に暗号化処理が行われており、すべての自社製品において、バックドア(情報の裏口)の追加を認めていないと説明している。
デバイス、データ、Apple IDを安全に保つための方法、フィッシング詐欺を避ける方法、何を誰と共有するかをコントロールする方法などを説明した「プライバシーの管理」では、Apple IDを守るセキュリティを二重にする2ファクタ認証の必要性や、Apple IDのパスワードやクレジットカード情報といった個人情報をあなたから不正に入手しようと試みる「フィッシング」に注意することなどが詳しく説明されている。
Appleプライバシーポリシーは2017年9月19日に更新されており「透明性に関するレポート」の中で、情報やデータを要求する政府と民間団体に対して、適切な法令や規則に従い要求された場合、Appleの法務チームは要求を検討し、そこに正当な法的根拠があるかどうかを確認するそうだ。
法的根拠がある場合は、要求に応じて必要最小限のデータを提供し、要求に正当な法的根拠がない場合、または要求が不明確であったり、不適切であったり、過度に広範であると考えられる場合は、その要求に異議を申し立てるか、その要求を拒否すると説明している。
そうした、Appleが受けた要求に関するレポートを半年ごとに作成し公開してるとこの文書で述べている。
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