米Yahoo!の全ユーザー情報・30億人分が、2013年に流出していたことが分かった。当時受けたサイバー攻撃の影響で「10億人のユーザー情報が流出した」と16年に発表していたが、VerizonがYahoo!を買収して以降、改めて調査した結果、全ユーザーに影響が及んでいたという。
Yahoo!とAOLが合併したVerizon傘下の企業・Oathが10月3日(現地時間)に発表した。VerizonによるYahoo!買収後、「新しい情報」を入手し、外部の専門家の協力を得て実施した調査で判明したという。
影響を受けた追加のユーザーには電子メールで通知したという。盗まれたアカウント情報には、平文のパスワードやクレジットカード情報、銀行口座情報は含まれていなかったとしている。
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