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「日本ディープラーニング協会」発足 理事長に松尾豊氏 「技術者3万人育成」へ
ディープラーニングの研究者と関連企業が集まった「日本ディープラーニング協会」が発足。「2020年までに技術者を3万人育成」を目指す。
ディープラーニング(深層学習)の研究者と関連企業が集まった「日本ディープラーニング協会」が10月4日に発足した。日本の産業がディープラーニングを有効活用して競争力を高めることを目指し、資格試験など人材育成、公的機関や産業への提言活動などを行う。「2020年までに技術者を3万人育成」を目指すとしている。
理事長は松尾豊・東京大学大学院工学系研究科特任准教授。エヌビディア、UEI、ブレインパッドなどが会員企業に名を連ねている。
ディープラーニングに関するカンファレンスなどイベントを通じた情報提供や、公的機関・産業界などへの提言、有償の資格試験など人材育成、国内外の関係機関と連携、社会との対話――などを行っていく。
資格試験は、誰でも受験できる「G検定」(ジェネラリスト検定)と、認定プログラム修了が受験条件となる「E資格」(エンジニア資格)の2種類で、今年12月から順次スタート。受験料はG検定が1万2960円(税込)程度、E資格が3万2400円程度を想定している。
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