ニュース
さくら、無料SSL証明書「Let's Encrypt」のスポンサーに レンタルサーバに簡単設定機能も
さくらインターネットは、無料サーバ証明書「Let's Encrypt」を発行する米国の非営利団体「ISRG」を、シルバースポンサーとして支援する。
さくらインターネットは10月10日、無料サーバ証明書「Let's Encrypt」を発行する米国の非営利団体「ISRG」(Internet Security Research Group)を、シルバースポンサーとして支援すると発表した。17日から、「Let's Encrypt」を「さくらのレンタルサーバ」のコントロールパネル上で簡単に設定できる機能を提供する。
Let's Encryptは、独自ドメインを利用していれば簡単に発行・設定できる無料のSSLサーバ証明書。HTTPS普及を目指す非営利団体・ISRGが提供しており、4700万のドメインで使われているという。
同団体のスポンサーには、米Cisco SystemsやFacebookなど米国の大手企業が参加しているほか、日本では時雨堂(東京都台東区)が名を連ねている。
さくらインターネットは、SSLサービス「さくらのSSL」を通じて複数のSSL証明書ブランドを提供しているが、「より多くのお客さまが簡単にSSLを導入し、安全・安心にインターネットを利用できるよう」Let's Encryptの簡単設定機能の提供と、提供団体へのスポンサー協力を決めたという。
「さくらのクラウド」では10日から、Let's Encryptを簡単に設定できるスタートアップスクリプトを提供。今秋中に「さくらのVPS」でもスタートアップスクリプトを提供予定だ。
関連記事
- Let's Encrypt、ワイルドカード証明書を2018年1月から発行
管理者は1つの証明書と鍵の組み合わせを、1つのドメインとそのサブドメイン全てに使うことができ、HTTPSの導入がはるかに容易になるという。 - EFF、Webサイトを無料でHTTPS化するプロジェクト「Let's Encrypt」のパブリックβ公開
米電子フロンティア財団(EFF)がセキュアなWebを目指し、WebサイトのHTTPS化を無料で比較的簡単に実現できるプログラムのパブリックβを公開した。Cisco、Mozilla、Akamai、Facebookなどが支援している。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.