ビックカメラは10月16日、AR(拡張現実)技術を活用し、実物大の家電製品を自分の部屋に表示できるサービスを、同社のECサイト「ビックカメラ・ドットコム」で試験導入した。購入前に自分の部屋に家電製品を設置したときの雰囲気、色合いを確認したいというユーザーの要望に応える。無料。
利用手順は、まずスマートフォンアプリ「scale post viewer AR」(iOS/Android)をダウンロードし、ビックカメラ・ドットコムの専用ページから映したい家電製品を選択。設置したい場所に、ビックカメラのポイントカードか、専用ページの「ARマーカー」をプリントアウトしたものを置いてスマホをかざすと、製品が浮かび上がるという。
表示できる家電製品は、バルミューダのトースター、ダイソンのサイクロン掃除機、米Appleの「Apple Watch Series 3」など48アイテム。
表示方法は4種類。ARマーカーの真上に商品を表示する「垂直」、斜めに表示する「45度」、壁掛け商品などを寝かせた状態で表示する「水平」、試着や装着する商品向けの「並列」から選べる。
試験導入の結果をもとに、サービスの拡大を検討するとしている。
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