米Microsoftは、ジェスチャーで操作できるコントローラー「Kinect」の生産を終了した。在庫限りで販売を終える。販売済み製品のサポートは続けるという。
Kinectは、全身を使ったジェスチャーや音声認識でデバイスを操作できるコントローラーで、2010年に発売。ゲーム機「Xbox 360」「Xbox One」に対応しているほか、Windows向けモデルも提供され、手軽にモーションキャプチャーできるデバイスとしても活用が広がった。
Kinectの生産終了は、10月25日に「CO.DESIGN」が報道。日本マイクロソフトによると「報道内容は事実」であり、在庫がなくなり次第、販売を終了するという。販売済み製品のサポートは続ける。
日本マイクロソフトの広報担当者は「Kinectの技術は、Windows Hello(Windows 10の生体認証機能)やHoloLens(複合現実HMD)などに採用されている。ゲーム機用デバイスとしては役割を終えるが、技術はほかの製品で生きていく」と話している。
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