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Apple、ARヘッドセットを2020年にも発売か──Bloomberg報道
Appleが独自プロセッサ、専用OS搭載のAR(拡張現実)ヘッドセットを早ければ2020年にも発売すると、Bloombergのマーク・ガーマン氏が報じた。
米AppleがAR(拡張現実)ヘッドセットを開発中で、早ければ2020年にも発売すると、Apple関連の予想で定評のある米Bloombergのマーク・ガーマン記者が11月8日(現地時間)、この件に詳しい情報筋の話として報じた。
AppleのARヘッドセットは、スマートフォンが不要なタイプで、独自開発のプロセッサと専用OS(仮称「rOS」)を搭載するという。
同社は6月、「iOS 11」発表の際にARプラットフォーム「ARKit」を発表した。ARヘッドセットは、ARKitを開発したチームが手掛けているという。
このプロジェクトチームは数年前から、米Dolby Labs出身のエンジニア、マイク・ロックウェル氏の下で「T288」というコード名でAR関連プロジェクトに取り組んでいると情報筋は語った。
AppleのARヘッドセットのうわさは2016年からある。ティム・クックCEOは2日の第4四半期決算発表後の電話会見で「以前あなたがAppleはAR市場で最大のグローバルプラットフォームになると語ったが、向う数四半期の展望を聞かせて欲しい」という質問に対し、具体的には説明しなかったが、ARは重要で、「私はこれ以上ないほどにARにわくわくしている」と答えた。
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