ここ数日、マストドン界隈で「Pleroma」の話題が多い。Pleroma(プレーローマ)とは古代ギリシャ語由来で、グノーシス主義においては超永遠世界を指すというのだが、話題になっているPleromaは新しいSNSソフトウェアのことらしい。
GitLabに置かれたPleromaのプロジェクトによれば、その特徴は次のとおり:
- Elixirで書かれたOStatus互換のSNSでGNU socialおよびMastodonと互換性がある
- 内部的には最初からActivityPubで、外部との通信もActivityPubにする計画
- Raspberry Piでも動作する軽量性と高いパフォーマンス
- Mastodon用モバイルクライアントのいくつかで動作する(Twidere、Tusky、Pawoo、Subway Tooter、Amaroq、Tootdon)
- 文字制限は5000文字まで
- PleromaバックエンドにMastodonのフロントエンドをかぶせる実験も行われている
公式リリースはまだだが、検索に引っかかるだけですでに20個近くのインスタンスが動いており、その中には昨日紹介したGamers.socialと神崎丼の管理人であるNCLSさんが立てたpleroma.knzk.me、Nafさんのketsuben.redといった日本のインスタンスも含まれる。なお、ユーザーインタフェースは既に日本語化されている。開発者のインスタンスはpleroma.soykaf.com。
開発者のlainさんはMastodonをリプレースしようと考えているわけではなく連合型SNSとして住み分けができるとしているが、MastodonからPleromaに切り替えるためのスクリプトも2-3カ月のうちに用意するとも述べている。
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