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マストドンの源流となったGNU Social、今はどうなのか?:マストドンつまみ食い日記
マストドンの初期に強い影響力を持った記事の筆者がGNU Socialの現状を総括する。
マストドンのアドベントカレンダー「Mastodon Advent Calendar 2017」で興味深い投稿が12月15日にあった。マストドンというよりも、GNU socialを含むFediverse全般についてだ。
執筆したのは4月13日、ITmedia NEWSで最初の記事が出たのと同じ日に書かれた「gnusocial や mastodon の哲学」の、らりおさん。4月10日の遠藤さんの記事に対し、Fediverseの視点からGNU Socialを含めた事情を解説した、この時点では最も詳しい記事だった。はてブ数は970。多くの人がこの記事でFediverseの世界を知った、影響力の多い記事の執筆者である。
ほぼ8カ月後、現在のGNU Socialがどういう状況にあるのか(ほぼ停滞していてけっこう厳しい)、Fediverseの思想とはどういうものかを改めて知るのにとてもよいテキストだ。マストドンとGNU Socialの比較表はとても分かりやすい。
GNU Social、Mastodon、Pleromaと連合できるプラットフォームは増えているけれどもインスタンス、サーバの管理者によってその考えは異なり、最終的には自分の身は自分で守る必要がある、そのための自鯖だ、と筆者は主張し実践している。
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