コミックマーケット準備会は12月23日、2020年夏に開催予定だった「コミックマーケット98」(コミケ98)を、5月の大型連休(ゴールデンウイーク)に東京ビッグサイトで開催すると発表した。2020年東京五輪・パラリンピック開催に伴い会場が使えなくなる可能性があったが、例年よりも時期を前倒して開催する。ゴールデンウイーク中に開催するのは初めて。
発表によれば、場所は東京ビッグサイト内の「西展示棟・南展示棟・青海展示棟・会議棟 他」といい、例年使用していた東展示棟を使わない可能性もある。
準備会は「19年〜20年の東京ビッグサイトでの同人誌展示即売会、関連イベントの開催日程は、可能な限りの開催スケジュールを提示していただけるよう、現在会場側と各イベントが調整を行っている」と説明している。
コミックマーケットは年に2回、夏のお盆の時期と年末に3日間ずつ開催され「夏コミ」「冬コミ」と呼ばれている。しかし2020年東京五輪・パラリンピックでは、東京ビッグサイトがメディア施設として使われる予定で、準備工事のため19年4月ごろから利用制限がかかる。特に20年5月から5カ月間は全館が閉鎖される予定で、夏コミの開催が危ぶまれていた。
小池百合子東京都知事は9月の記者会見で「西展示棟を5月1〜5日まで、コミケ関連で使えないか関係者とも調整している」と話していた。
関連記事
- 「あなたの絵をAIが自動着色します!」 コミケで体験
「コミックマーケット93」に、AIが持ち込みの漫画やイラストを自動着色するブースが登場する。 - コミケで使える決済アプリ「pixiv PAY」 アプリ上で売上管理も
ピクシブがスマホ向け決済アプリ「pixiv PAY」を10日にリリースする。コミケなどのイベントで使えるという。 - 夏コミでも手荷物確認を実施 東京五輪に向け警備強化
「コミックマーケット90」(8月12〜14日、東京ビッグサイト)で、一般参加者を対象に手荷物確認を実施。前回の冬コミに続き、警備体制を強化する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.