韓国政府が12月28日、韓国での仮想通貨取引による投機に新たな規制を課すと述べたと、ロイターなどが報じた。
発表された声明には、「匿名での仮想通貨取引アカウント開設の禁止」と「必要に応じて規制当局が仮想通貨の交換所を閉鎖させられる新しい法案」が含まれるという。
韓国では以前から、仮想通貨取引によって得た売買差益(キャピタルゲイン)に課税する計画を発表していた。12月19日には、韓国の仮想通貨取引所Youbitがハッキング被害によって取引所を閉鎖、破産申請している。
今回の声明では「仮想通貨は実際の通貨としては機能せず、大きなボラティリティにより高い損失を生む結果になると、数回に渡って政府は警告してきた」とも述べている。
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