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東芝の元子会社Westinghouse、投資ファンドが買収 5200億円
Brookfield Business Partnersが、東芝の元子会社Westinghouse Electric Companyを46億ドル(約5200億円)で買収する。
投資ファンドのBrookfield Business Partners(BBP)は1月4日(米国時間)、東芝の元子会社で原発事業を手掛けるWestinghouse Electric Company(WEC)を買収すると発表した。機関投資家と共同で46億ドル(約5200億円)で買収する。
東芝が06年に買収したWECは、原発工事の遅れに伴い、工事にかかる人件費などがかさみ、巨額損失を計上。17年3月に米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請し、東芝の連結対象から外れている。
BBPは「Westinghouseは、長期的な顧客基盤と革新に定評があり、世界最大の原発サービスプロバイダーとして地位を確立している」と評する。参入障壁の高い原発関連ビジネスで、「(WECは)複雑な規制、ライセンス環境下で運営している。原発の保守サービスをコア事業として、安定した利益を生み出している」(BBP)と説明している。
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