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資生堂、米MIT発の人工皮膚研究ベンチャーを買収
資生堂は、人工皮膚を研究している米国の技術ベンチャー企業Olivo Laboratoriesを、米子会社を通じて買収した。
資生堂はこのほど、米子会社を通じ、人工皮膚を研究している米国の技術ベンチャー企業Olivo Laboratoriesを買収したと発表した。
Olivo Laboratoriesは、2015年に設立された、米MIT発の技術ベンチャー。ポリマーベースのクリームの上に専用の乳液を重ねて塗ることで、肌と一体化し凹凸を補正する人工皮膚を肌上に形成する特許技術「Second Skin」を保有している。Second Skinを活用すれば、シワやたるみを瞬時に隠せるという。
同社の研究開発チームは今後、資生堂の米子会社Shiseido Americasに移籍し、資生堂グループの研究技術開発をサポート。Second Skin技術と資生堂グループの研究技術開発力、マーケティング力を生かし、即効性のあるシワやたるみの補正や、高い効果が持続するスキンケア、日焼け止めの開発などを目指すとしている。
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