NTTドコモは1月19日午後、一部のSIMロックスマートフォンに、緊急警報(エリアメール)を誤配信したとして謝罪した。メンテナンス作業中の人為ミスが原因という。
誤配信したのは、『緊急警報「政府からの発表「即時音声再生即時音声再生のテストです」(総務省消防庁)』というテキスト。同じ内容のものを最大48通、エリアメールで送信したという。受信したのは一部のSIMロックスマートフォンで、ドコモ端末は受信していない。
誤配信の原因は、ドコモとNTTデータ北陸が実施していた緊急警報の保守作業時の人為的ミス。緊急警報のテスト配信で、北陸の中でも人がいないと考えられるごく小さなエリアを指定して配信するはずが、誤って全国に配信してしまったという。
エリアメールは、Jアラートや緊急地震速報や津波警報、自治体による避難情報などを、回線混雑の影響を受けずに受信できる仕組み。
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