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「研究テーマのガレージセール」京都大学が開催 埋もれそうなテーマに光を
「この京都大学には、いったいどれだけの『知』の山が眠っているのだろう」――埋もれている研究テーマを発掘し、ほかの研究者に再活用してもらうことを促す「研究テーマのガレージセール」を京都大学が行う。
「この京都大学には、いったいどれだけの『知』の山が眠っているのだろう」――埋もれている研究テーマを発掘し、ほかの研究者に再活用してもらうことを促すプロジェクト「研究テーマのガレージセール」を京都大学が行う。
「以前やっていたが最近は手を付けられていない」「所属が変わり、続けられない」「近く退官するが後任がいない」などの理由で、埋もれてしまったり埋もれそうになった研究テーマを、京都大学の教職員が登録(2月5日までサイトで受け付け・先着50人)。知見や書籍などを、一定の条件のもとでほかの研究者に譲る企画だ。
寄せられた研究テーマは、2月19日〜23日に京大吉田キャンパスの国際科学イノベーション棟1階ラウンジで展示。誰でも自由に閲覧できる。受け取りたいテーマや資料を見つけた人は、展示会会場に設置してあるPCの専用サイトに必要事項を入力して申し込めば、事務局から出品者に情報を伝え、受諾されれは双方にメールアドレスを開示する。
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