Appleのソフトウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデント、クレイグ・フェデリギ氏は、開発スタッフに宛てたメールの中で、Appleは、パフォーマンスと品質改善に注力するため、いくつか搭載予定だった新機能を先送りにすると述べているとAxiosが伝えている。
次期iOSでは、AR、ヘルスケア、ペアレンタルコントロールの改善が含まれるものの、ホーム画面のリフレッシュ、CarPlay、カメラアプリ、写真アプリ、共有機能、メールといったコアアプリなどのアップデートは2019年に持ち越しされるようだ。
ただ、Appleは、メジャーアップデート時の新機能提供に加えて、春に機能追加することが増えており、それらを全てWWDCで発表だけはするパターンが増えているので、2019年への先送りというより、リリース時期を後期とするスケジュールを明確化したともとれる。
追記:
この内容は事実のようで、Mac OS X Snow Leopardの時のような安定性を重視したアップデートになるようだ。
また、ローカルシステムに影響しない、Siriなどのクラウドシステムサービスのメジャーアップデートは、スケジュール通り行われる模様。
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