豊橋技術科学大学のICD-LABが研究している弱いロボット「もじもじくん」(iBones)が、東京駅一番街「東京おかしランド」に設置された義理チョコ専門店「義理チョコショップ」でチョコレート菓子「黄金なブラックサンダー」を、2月10日午後1時30分から配る。
もじもじくんは小刻みに揺れ、おどおどしているロボット。義理チョコを渡すときも、もじもじしながら配るという。
受け渡しにちょうどいい距離になればチョコをつかんだ手をそっと差し出し、受け取ると指のセンサーで受け取ったかどうかを判断。顔認識はできないが、足元にはレーザーが付いており、人との距離をみながら手を差し出してみたり引っ込めたりする。受け取ったと判定すれば、控えめなお辞儀をしてくれる。
実は、ブラックサンダーの製造工場があるのは、もじもじくんが研究開発された場所と同じ愛知県豊橋市。今回のコラボレーションは、そんな共通点から実現したという。
ロボットが集まるイベント「第1回 ロボデックス」で展示されたiBones
有楽製菓は1月12日から2月14日まで、東京駅一番街地下1階の「東京おかしランド」イベントスペースで義理チョコ専門店「義理チョコショップ」を展開。2月13日〜14日の午後1時30分からは「黄金なブラックサンダー」無料配布イベントも開催する。
(太田智美)
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