ニュース
Google、空間に絵を書けるARアプリ「Just a Line」公開 「ARcore」活用で
米Googleが、ARCoreを活用したシンプルなお絵かきアプリを公開した。
米Googleはこのほど、Android向けのAR(拡張現実)開発プラットフォーム「ARCore」を活用したお絵かきアプリ「Just a Line」(Android、無料)を公開した。スマートフォンのアウトカメラを通して現実の空間に線を書ける。
実験中の技術を紹介するWebページ「Experiments with Google」で公開したもの。アプリを開くとカメラが起動し、画面に触れて白い線を書ける。空間上に書いた線はデバイスを動かしても位置は変わらず、線の真横や裏側に回り込んで見られる。
線を書いたり、書かれた線を見たりする様子を10秒間で録画して動画をシェアできる。書いた線を保存したり、誰かと共有したりする機能はない。
対応機種はARCoreに対応する以下のAndroidスマートフォン。編集部ではau版のGalaxy Note8(SCV37)で動作確認した。
- GoogleのPixel、Pixel XL、Pixel 2、Pixel 2 XL
- SamsungのGalaxy S8/S8+、Note8/S7/S7 edge
- LG ElectronicsのV30とV30+(Android Oreo版)
- ASUSのZenfone AR
- OnePlusのOnePlus 5
iPhone/iPadで体験するには?
AppleもiOS向けAR(拡張現実)開発プラットフォーム「ARKit」を公開しており、対応アプリがサードパーティーなどからリリースされている。Just a Lineに近い体験をするには、「Paint Space AR」(iOS、無料)などがある。
関連記事
- 「Amazonショッピング」アプリのAndroid版にもAR機能 Googleの「ARCore」採用で
Amazonが、米国で提供しているiOS版「Amazonショッピング」の「ARKit」採用機能「AR View」を、Android版にも「ARCore」採用で追加した。 - Google、「ARCore」の公式版リリース 一部の端末はアップデートで利用可能に
GoogleのAppleの「ARKit」対抗AR構築SDK「ARCore」の公式版がリリースされる。SamsungのGalaxy S8などをアップデートすればそのままARアプリを利用できるようになり、年内にソニーモバイルなどがさらなる対応端末を発売する見込みだ。 - Google、「Project Tango」の終了を正式発表 「ARCore」開発者プレビュー2公開
Googleが「ARCore SDK Preview 2」リリースに合わせ、2014年2月に立ち上げたAR(拡張現実)プロジェクト「Project Tango」のサポートを2018年3月1日に終了すると発表した。 - Google、Appleの「ARKit」対抗SDK「ARCore」リリース UnityやUnrealで開発可能
Googleが、「Project Tango」と異なり特別なハードウェア不要のAR構築SDK「ARCore」をプレビューリリースした。AppleのiOS向けAR「ARKit」対抗になる。まずはPixelシリーズと「Galaxy S8」をサポートする。 - メークアプリで“髪色変える”AR機能 AIで髪の揺れにも反応
メークアプリ「YouCam メイク」に、髪色を変えられるAR機能が追加。スマホのインカメラで撮影した自撮りのライブ映像で自由に髪色を変えられるという。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.