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前橋市立小中学校、全児童生徒の個人情報流出 不正アクセスで
前橋市立小・中・特別支援学校に在籍していた全児童生徒の個人情報が、不正アクセスにより持ち出されていた可能性が高いことが分かった。
群馬県の前橋市教育委員会は4月4日、教育情報ネットワークが不正アクセスを受け、2017年11月時点で市立小・中・特別支援学校に在籍していた全児童生徒の氏名や住所などの個人情報や、給食費徴収のための口座情報が不正に持ち出されていた可能性が高いと発表した。
持ち出された可能性があるのは、2017年11月時点で市立小・中・特別支援学校に在籍していた全児童生徒2万5725人の氏名や性別、住所、電話番号、保護者氏名、アレルギー、既往症などと、17年2月〜7月に前橋市公立学校・園で給食を食べた園児・児童生徒・教職員の給食費徴収のための口座情報(銀行名・支店名・口座番号・名義人氏名など)1万9932件。
現在、サーバ解析を通じてさらなる情報流出の可能性がないか調査しているほか、盗まれたファイルがネット上に公開されていないかなどの監視を行っており、4日正午時点で公開は確認されていないという。
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