メルカリ、中古スマホ売買に注力 iPhoneで「下取りよりお得」な例も
メルカリが中古スマホ売買に注力。iPhoneでは「大手キャリアへの下取りよりもお得」な例もあるという。
フリマアプリ「メルカリ」を運営するメルカリが、中古スマートフォンの取引サポートに力を入れている。同社は2月に中古スマホの出品を支援する機能をアプリ内に追加した。4月10日に同社が発表した調査によれば、メルカリ内での「iPhone 7 Plus」の平均取引額は、大手キャリアの下取り最高価格を約1万6000円上回るなど、取引が活発化しているようだ。
中古スマホの出品をサポートする「アシスト機能」は、出品者が機種名や容量、キャリアなどの必要項目を選択式で入力でき、出品の手間を軽減。落札者が知りたい情報を一通り網羅できるというメリットがある。
新生活が始まる3〜4月のシーズンは「スマホ取引が盛り上がる」(メルカリ)。同社調べによれば、メルカリ平均取引額と他社の下取り最高価格を比べると、iPhone 7 Plusで1万6306円、iPhone 7で1万5327円、iPhone 6s Plusで7006円、いずれもメルカリの取引額が上回った。平均取引額は、3月1日〜4月3日にアプリ内で取引された価格を集計した。
同社は中古スマホの売買を促すため、売買時のポイントをまとめた「中古スマホ取引ガイド」も公開している。
中古携帯電話の市場は、2017年度が206万台(スマホは179万台)、20年度が245万台(同231万台)と成長が伸び悩む見通し(MM総研調べ)。背景には、ユーザーの中古端末に対する認知不足などに加え、携帯キャリアが下取りしたスマホは日本国内で中古販売されないとの要因があり、「中古端末販売業者にとっては最大の競合相手になる」(MM総研)という。
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