ニュース
イオングループがVisaのタッチ決済を導入 2020年中に10万台のレジに
イオンは、イオングループのスーパーやドラッグストアのレジ約10万台にVisaのタッチ決済サービスを導入すると発表。利用者のキャッシュレス決済を推進する。
イオンは4月16日、イオングループのスーパーやドラッグストアで使っているレジ約10万台を20年3月までにVisaの非接触決済技術(タッチ決済)に対応させると発表した。利用者がレジの端末にカードをタッチするだけで支払いできるようにし、キャッシュレス決済を推進する考え。
Visaのタッチ決済は世界の70以上の国と地域で利用されているType-A/B方式(ISO 14443)の非接触決済サービスで、対応するVisaカードやスマートフォンをレジのリーダーにかざすだけで支払いができる。店員とカードを受け渡しする必要がなくなり、決済完了までの時間を短縮できる。一定金額(原則1万円)を超えない支払いについてはサインや暗証番号の入力も不要だ。
イオングループではすでにVisaカードなどのクレジットカード決済や、「WAON」や「Suica」などの電子マネー決済を導入しており、現金以外での決済比率が高まっているという。同社は「Visaのタッチ決済の導入でさらなるキャッシュレス化を推進する」とし、国内はもちろんインバウンドの利用も見込む。
19年3月から20年3月にかけて総合スーパーやスーパーマーケット、ドラッグストアなどグループ各店舗のレジにタッチ決済端末を順次導入する。タッチ決済機能を搭載した「イオンカード」も18年9月から発行するという。
関連記事
- 「かざす」だけでビットコイン決済 FeliCa対応カードで実現へ
ビットコインなどの仮想通貨と、非接触ICカード技術「FeliCa」を連携させた決済手法を、フェリカポケットマーケティングが開発した。 - 三越伊勢丹とイオン、ポイント相互交換 今夏から
三越伊勢丹ホールディングスとイオンが、ポイントサービスの相互交換を2018年夏ごろに始める。三越伊勢丹は、Tポイントの付与・利用を3月末に終了。 - NTTドコモ、「d払い」でキャッシュレス決済へ本格参入 勝算は
NTTドコモは、スマートフォンアプリを使った決済サービス「d払い」の提供を4月に始める。毎月の携帯電話料金と合算払いでき、他社サービスとの差別化を図る。 - ピクシブ、“キャッシュレスな”同人誌即売会を開催 決済アプリ「pixiv PAY」活用
ピクシブは、支払い方法を決済アプリ「pixiv PAY」によるキャッシュレス決済に限定した同人誌即売イベント「pixiv MARKET」を6月に開催する。 - キャッシュレス派と現金派で“貯金格差”か 貯蓄増加額に2.7倍の差 JCB調べ
「キャッシュレス派は現金派と比べて貯金上手」――JCBがこんな調査結果を発表した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.