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炭鉱員になって探索する“軍艦島MR” 長崎市の博物館に
長崎市の軍艦島デジタルミュージアムに、「Microsoft HoloLens」を使った展示が登場。炭鉱員として館内を探索でき、気になった場所をつるはし(コントローラー)で採掘すると、アイテムが飛び出すという。
“軍艦島”として知られる長崎県端島をデジタル映像で紹介している博物館「軍艦島デジタルミュージアム」(長崎県長崎市)は4月18日、MR(複合現実)ヘッドマウントディスプレイ「Microsoft HoloLens」を使った展示を、20日のリニューアルオープンに合わせ新設すると発表した。体験者がHoloLensを装着し炭鉱員として館内を探索すると、現実世界に重なるようにして、軍艦島に暮らしていた人々の様子などが映る。
館内の気になった場所をつるはし(コントローラー)で採掘すると、さまざまなアイテムが飛び出すギミックを用意。大きな石炭を割ると、マスコットキャラクター「軍艦島のガンショーくん」が登場し、案内してくれるという。
他の体験者と石炭の採掘量を競う「石炭採掘ゲーム」も遊べる。石炭を盗みにくる敵を倒しながら、アイテムを入手して採掘道具を近代化(パワーアップ)できるという。
対象年齢は13歳以上で、体験は1時間ほど。ミュージアム入館料(大人1800円、中高生1300円)と別料金1000円がかかる。
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