GoogleブランドのWi-Fiルーター「Google Wifi」26日発売 自宅でメッシュネットワークを構築できる
Google日本法人が、家庭用無線LANルーター「Google Wifi」を4月26日に発売する。スマートフォンを使ったセットアップに特化し、複数台でメッシュネットワークを構築できるのが特徴だ。
Google日本法人は4月25日、家庭用無線LANルーター「Google Wifi」を26日に発売すると発表した。住居内に複数台設置すると、それぞれが相互に通信するメッシュネットワークを構築でき、ネット接続環境を改善できるという。価格は1台が1万5000円、3台で3万9000円(税別)。
複数台の連携機能を持つGoogleブランドの無線LANルーター。必要に応じてデバイスを追加すると、独自のメッシュネットワークを構築してWi-Fiエリアを広げられる。従来のWi-Fi中継器とは異なり、Google Wifiに接続されたWi-Fiデバイスが家の中を移動したとき、同じSSID(ネットワーク名)のまま、その場に適した電波状況のGoogle Wifiへシームレスに切り替えられるのが特徴。
メッシュネットワークを構築できるGoogle Wifiの台数について、同社のアレックス・キングさん(ハードウェア プロダクトマネージャー)は、「家庭用としてのニーズに応えられる程度には接続できる」とした。
適したWi-Fiのチャネルを自動選択するネットワーク最適化機能「Network Assist」のほか、Wi-Fi機能のセットアップや管理を行う専用アプリ(iOS、Android)を用意した。アプリからWi-Fiのセットアップのほか、「食事の時間だけ、子供が使うスマートフォンのWi-Fi接続を制限する」といったスケジュール機能を利用できる。
主なスペックは、IEEE802.11acおよび11a/b/g/n接続に対応する同時デュアルバンド(2.4GHz/5GHz)。ビームフォーミングやBluetooth Smartにも対応する。本体にはギガビットのイーサネットポートを2つ搭載する。サイズは106.12(直径)×68.75(高さ)ミリ、重さ340グラム。
Google Wifiは、2016年10月に米国で発表したものと同一製品。この時期に日本市場へ投入する理由について聞くと、「日本市場に投入できるのは喜ばしいこと。他国に比べると、比較的早い投入ではないか」(アレックスさん)と答えた。
「Wi-Fiによって、人々はさまざまな体験をしている一方、Wi-Fiルーター製品の使い勝手に不満を持つユーザーも多い。こういった問題を解決するために、Googleが何かを作るチャンスでもあった。ユーザーのWi-Fiルータ−に対する認識を変えたい」(アレックスさん)
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