ソニーの4Kテレビ新製品、全て「Googleアシスタント built-in」対応へ
ソニーが薄型テレビの18年春モデル14機種を発表。全機種が「Googleアシスタントbuilt-in」対応を予定している他、リモコンには各種動画配信サービスの専用ボタンを並べるなど、スマートテレビとしての使い勝手を追求した。
ソニーは5月8日、有機ELテレビを含む薄型テレビ「4Kブラビア」の18年春モデル14機種を発表した。全機種で「Googleアシスタントbuilt-in」対応を予定。リモコンには「Hulu」など動画配信サービスの専用ボタンを並べるなど、スマートテレビとしての使い勝手を追求した。
全モデルにAndroid TVを採用した他、18年中にGoogleアシスタントbuilt-in対応のアップデートを予定している。付属リモコンのマイクを用い、スマートスピーカーのように天気やニュースの確認、録画番組や動画の検索、「Works with Google アシスタント」対応機器の音声操作などが可能になる(Google Homeアプリで連携を設定する必要あり)。逆に「Google Home」などのGoogleアシスタント搭載スマートスピーカーからブラビアの電源や音量を音声で操作できるという。
またAmazonのAlexaにも18年内に対応する予定。「Echo」などのAlexa搭載端末に話しかけてブラビアの操作が可能になる。
リモコンのデザインも刷新。以前から「Netflix」は専用ボタンを設けていたが、新製品では「Hulu」「AbemaTV」「U-NEXT」ボタンを追加した。「4Kコンテンツを含むネット動画が本格普及する中、多様なコンテンツに直感的にアクセスできる手段を提供する」(ソニー)
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