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登山家・栗城史多氏、エベレストで死去
登山家の栗城史多氏がエベレスト山中で死去した。35歳だった。体調がすぐれず下山中だったが、低体温で息絶え、遺体で発見されたという。
登山家の栗城史多(くりき・のぶかず)氏が5月21日、エベレスト山中で死去した。35歳だった。体調がすぐれず下山中、低体温で息絶え、遺体で発見されたという。同日、事務所が公式ブログなどで発表した。
1982年、北海道生まれ。エベレストへの単独無酸素登頂を目指して8回にわたって挑戦を続けており、挑戦や夢をテーマに講演や執筆活動も行っていた。「エベレストで流しそうめんに挑戦する様子をライブ配信」など、ネットを使ったユニークな試みでも知られた。
4度目の挑戦となった2012年、下山中に凍傷になり、右手親指以外の両手9本の指を失ったが、その後も挑戦を続けた。今回、8度目の挑戦を行っており、山頂アタックの様子はAbema TVで生中継する予定だった。
5月20日に7400メートル地点まで上ったが、体調がすぐれなかったため21日に下山を開始。下山中にスタッフとの無線連絡に反応しなくなったため、撮影隊が捜索したところ、低体温で息絶えている栗城氏を発見したという。
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