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エイベックス、Fintech事業へ参入 事業目的に「仮想通貨交換業」追加
エイベックスがFintech事業へ参入する。子会社「エンタメコイン」を設立し、電子マネーの発行、決済システムの提供などに取り組む。
エイベックスは5月24日、Fintech事業へ参入するために、100%子会社「エンタメコイン」を6月に設立すると発表した。エンタテインメント領域を中心に、電子マネーの発行や管理、決済システムの提供などに取り組む。
新会社は2019年初頭をめどに、エイベックスグループや芸能事務所、エンタテインメント関連事業者向けに、ブロックチェーン技術を用いた決済システムの提供を目指す。チケットやファンクラブ、ECなど、個々のサービスを連携・集約し、決済機能をひも付けできるプラットフォームも合わせて提供する予定だ。
資本金は9億9000万円(うち資本準備金は4億9500万円)。
仮想通貨交換業へ参入か 定款を一部変更
またエイベックスは24日、定款の一部を変更すると発表した。事業目的の項目に、電子マネーの発行、電子決済システムの提供などと並んで、仮想通貨交換業を追加した。6月22日の定時株主総会で承認を得る。
同社の広報担当者は「エイベックスグループ内で、仮想通貨交換業への参入を検討している段階」としている。
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