FREETEL、「Priori 4」(Android 7.0)利用者に「Wi-Fi使わないで」 「認められていない電波出力」のため
「端末のWi-Fi機能の利用を停止して」――FREETELの「Priori 4」Android 7.0版を利用しているユーザーに緊急告知。「認められていないWi-Fi電波が出力されていることが判明したため」という。
「FREETEL」ブランドの携帯電話端末のサポートなどを手掛けるMAYA SYSTEMは6月8日、スマートフォン「Priori 4」のAndroid 7.0搭載版を利用しているユーザーに対して、「端末のWi-Fi機能の利用を停止してください」と緊急の告知を出した。「認められていないWi-Fi電波が出力されていることが判明したため」という。
「Priori 4」は、2017年1月にプラスワン・マーケティングが発売したSIMロックフリースマートフォンのエントリーモデル。Android 6.0を搭載し、Android 7.0にアップデートで対応していた。
MAYA SYSTEMの告知によると、Android 7.0を搭載した同端末について、「2017年11月6日から配信されているワイヤレスアップデートで、認められていないWi-Fi電波が出力されていることが判明した」という。同社は「現在、総務省と連携しながら調査を進めている段階」とし、問題の詳細や今後の対応については、「改めてお知らせする」としている。
似た事例としては昨年、シャープがau向けに提供しているAndroidスマートフォン「AQUOS SERIE mini SHV38」に特定のソフトウェアアップデートを適用した際、Bluetoothの送信出力が規定値を超えていたことが判明し、新たなソフトウェアアップデートを提供することで修正したケースがある。
【訂正:2018年6月11日午後8時30分:初出時、今後の対応などについて「11日中に発表する」と記載していましたが、同日中に発表する予定はなかったとMAYA SYSTEMから連絡があり、記事を修正しました。また「総務省と連携しながら調査を進めている」との同社のコメントを追記しました。】
関連記事
- FREETELの「Priori 4」が発売――4000mAhバッテリー搭載のエントリーモデル
FREETELは、4000mAhの大容量バッテリーを搭載したエントリーモデル「Priori 4」を1月27日に発売した。前モデルからメモリも強化し、カラフルな6色のバックパネルも付属する。 - 緊急インタビュー MAYA SYSTEMはなぜFREETELの端末事業を引き継いだのか
FREETELブランドの新機種が約1年ぶりに登場。現在の運営元であるMAYA SYSTEMは、なぜプラスワン・マーケティングから端末事業を引き継いだのか。競合がひしめくSIMフリー市場でどのように存在感を出していくのか。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.