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俳句投稿アプリを作った慶応大生、毎日新聞に事業譲渡
慶応義塾大学の学生らが設立したベンチャー企業PoliPoliが、アプリ「俳句てふてふ」の事業を、毎日新聞社に譲渡する。
慶応義塾大学の学生らが設立したベンチャー企業PoliPoli(神奈川県相模原市)は6月11日、自作の俳句を投稿・共有できるアプリ「俳句てふてふ」の事業を、毎日新聞社に譲渡すると発表した。毎日新聞社の既存事業と連携しながら成長させるという。
俳句てふてふは、投稿した俳句を中心に、ユーザー同士がコミュニケーションできるサービス。もともとPoliPoliの伊藤和真社長が個人で作っていたが、毎日新聞社の俳句事業担当者の目に止まり、毎日新聞社の新規事業として進めないかと打診を受けたという。
PoliPoliは、政治家に有権者が質問できる交流サービス「ポリポリ」を開発しているPolitech(政治分野でITを活用する)ベンチャー。「Polin」と呼ばれるトークン(独自のコイン)を発行し、有権者が政策や主張に共感した政治家に“投げ銭”するなどして支援できる。
同社はこのサービス開発にリソースを集中しており、俳句てふてふを成長させる余裕がないと判断。毎日新聞社が俳句界での人脈や資本などの点で新規事業を伸ばすのに適しているとし、譲渡を決めたとしている。
今後は、伊藤社長がアドバイザーという立場で事業展開をサポート。サービス開発には、プログラミングを学ぶ大学生が集まるコミュニティー「GeekSalon」(WebベンチャーのScovilleが運営)が協力する。
毎日新聞は、川柳や短歌などの分野でも同様のサービスの開発を検討する。
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