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海賊版サイト対策の討論会、22日にニコ生で 川上量生氏、JAIPA副会長など参加
ドワンゴとJAIPAは共同で、海賊版サイト対策に関する討論会を22日夜に「ニコニコ生放送」で配信する。カドカワ社長の川上量生氏やJAIPA副会長の立石聡明氏などが参加する。
ドワンゴと日本インターネットプロバイダー協会(JAIPA)は共同で、海賊版サイト対策に関する討論会「激論 どうなる、海賊版サイト対策のこれから」を、6月22日午後7時から「ニコニコ生放送」で配信する。カドカワ社長・ドワンゴCTOの川上量生氏やJAIPA副会長の立石聡明氏などが参加し、海賊版サイトブロッキングなどに関する今後の法制化にどう向き合うかについて討論する。
漫画やアニメの海賊版サイト対策をめぐっては、政府が4月、特定3サイトについてISPに自主的なブロッキングを促す緊急対策を決定。JAIPAが反対声明を出した一方、NTTグループ3社はブロッキング実施を発表するなどISP間でも対応が割れるなど、関係者間で賛否両論が紛糾している。また政府は、ブロッキングやリーチサイト対策について法整備し、2019年の通常国会への提出を目指すとしている。
22日の生放送では、コンテンツ事業者や法律家、ネット関連団体代表者らが今後の法制化にどう向き合うかについて討論を行う。カドカワ川上社長、JAIPA立石副会長のほか、NGN IPoE協議会(NTT東西が提供するNGN網のIPoE接続事業者を中心とした業界団体)の石田慶樹会長、インターネットユーザー協会(MIAU)幹事の中川譲氏、弁護士の村瀬拓男氏、森亮二氏が出演。ジャーナリストの堀潤氏が進行を務める。
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