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クレカ決済のオフィス向け“無人コンビニ”「600」 正式スタート
お菓子や弁当、飲料から日用品までを手軽に買えるオフィス向け自動販売機「600」が正式展開。商品にRFIDタグを付け、専用デバイスによるクレジットカード決済を可能にした。
ITベンチャーの600社(東京都渋谷区)は6月18日、「無人コンビニ」をうたうオフィス向け自動販売機「600」のサービスを正式にスタートした。全ての商品にRFIDタグを付け、専用デバイスによるクレジットカード決済を可能にした。
菓子、弁当、飲料、文房具、日用品などを社員の要望に合わせてそろえるという。専用端末にクレジットカードを通し、販売機のドアを開けて好きな商品を取る。ドアを閉めると商品のRFIDから自動的にどの商品が選ばれたかが検知され、専用端末をタップして決済が終了する。
リアルタイムに更新される在庫データを基に、600社が週2回商品を補充。LINE@やSlackなどのコミュニケーションツールを通して、導入企業の社員が商品の要望を600社に直接送ることもできる。各企業に商品の売れ行きや、どのユーザーがどれほど利用しているかなどの購買データも導入企業へレポートするという。
2018年1月から実証実験を重ね、正式展開に至った。現時点では東京23区内のみの提供。
無人店舗でのキャッシュレス決済は、米Amazon.comの「Amazon Go」ハウステンボスの「変なホテル」など、国内外のさまざまな企業が取り組んでいる。
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