米国でiOS 12がインストールされたiPhoneから「911」に電話すると、現在地情報を911センターと共有可能になるとAppleが発表した。
Appleは、2015年に携帯基地局、GPS、Wi-Fiアクセスポイントを使用して、911発信者の現在地を測定する「HELO」(Hybridized Emergency Location)を導入しているそうで、iOS 12からは、この機能に加え、位置情報が緊急当局に送信される「RapidSOS」のIPベースのデータパイプラインを併用し、安全に素早くHELO位置情報を911センターと共有できるようになるという。
このRapidSOSの技術は、iPhoneアプリ「RapidSOS Beacon」としても提供されていて、Googleも2018年中に導入するべく2018年2月に実証実験を行っている。
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