京都大学発のベンチャー、データグリッド(京都市)はこのほど、架空のアイドルの顔画像を自動生成するAI(人工知能)技術を開発したと発表した。画像を生成するAIと画像を評価するAIを「敵対」させ、精度を向上させていく技術「GAN」(Generative Adversarial Network:敵対的生成ネットワーク)を活用した。
AIが自動生成したアイドルの画像を、別のAIがどれだけ本物のアイドル画像に似ているか判定する――という流れを繰り返した。AIには、Web上で収集した約20万枚のアイドル画像(同一人物を含む)から正面を向いている画像を厳選し、学習させたという。
同社は、アイドル画像生成AIの開発で得たノウハウを、音楽やテキストなどの自動生成技術の開発に生かすとしている。
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