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ダイソンが蛇口と一体化したハンドドライヤーの新製品 騒音39%カット
ダイソンがハンドドライヤーの新製品「Dyson Airblade Wash+Dry」を発表した。蛇口と一体化させ、シンク内で手洗いと乾燥を完結できる「Dyson Airblade Tap」の改良版。運転音を最大39%低減している。
ダイソンは6月27日、ハンドドライヤーの新製品「Dyson Airblade Wash+Dry」を発表した。蛇口と一体化させ、シンク内で手洗いと乾燥を完結できる「Dyson Airblade Tap」を再設計。乾燥時間はそのままにを運転音を最大39%低減したという。価格は19万8000円(税別)。
14年に日本で発売したDyson Airblade Tapの改良版。蛇口と一体化させたことにより、床に水滴を落とさないのがメリット。ダイソンのブラシレスDCモーター「V4」が発生する風圧で両手を約14秒で乾かすという。
動作音を低減するため、吹き出す空気の量を減らした一方、吹き出し口を従来の0.8ミリから0.55ミリに小さくして風圧を維持。吹き出し口の形状も改良し、吹き出す空気が周囲の空気と混ざる際に生じる騒音も抑えた。モーターバケット内にヘルムホルツ式空洞を設け、甲高いモーター音を打ち消す仕組みも従来機から継承している。
同社によると、動作音は従来機の87dBに対し、80dBに低減したという。ただし「デシベルのスケールでは人間が感じる騒音の大きさは分かりにくい。例えば+3dBは2倍の音響パワーであるのに対し、+10dBは10倍の音響パワー」(ダイソン)と指摘。「運転音は最大で39%低減された。これは人の耳だと最大で39%静かに聞こえるという意味だ」としている。
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