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くるくる巻くとライトになる 「PAPER TORCH」発売

電子基板をプリントした紙のような懐中電灯「PAPER TORCH」(ペーパートーチ)が7月4日、IoT商品開発プラットフォーム「DoT.」(Design of Things)で発売された。丸めるだけで点灯し、巻き加減を調節することで調光できる。

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 くるくる巻くとライトが点灯――紙のような懐中電灯「PAPER TORCH」(ペーパートーチ)が、IoT商品開発プラットフォーム「DoT.」(Design of Things)で7月4日から販売されている。販売価格は1万800円(税込)で、注文後1週間程度で発送予定。

【お詫びと訂正:2018年7月9日午前11時10分 初出時、「PAPER TORCH」の販売価格に誤りがございました。お詫びして訂正いたします。】

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「PAPER TORCH」
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紙を巻くと回路がつながり点灯

 PAPER TORCHは合成紙(ポリプロピレン)の両面に銀粒子を含んだ導電性インクで電子回路を印刷して作ったLED照明。回路は市松模様のデザインで印刷されており、紙を巻くことで回路をつながり、接着した7つのLEDが点灯する仕組み。LEDを接着している面(表面)を上にして巻くとオレンジの光が、裏面を上にして巻くと白い光が点く。また紙を緩く巻けば光は弱く、きつく巻けば強くなるなど、巻き方の加減で抵抗値を変化させて調光が可能だ。

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光の色は表面と裏面で異なる
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紙の巻き方で調光可能

 デザインオフィスのnendo(東京都港区)、印刷用紙の販売や企画開発を行う竹尾(東京都千代田区)、フレキシブル基板を製造するスタートアップ企業エレファンテック(東京都中央区)の3社が共同開発した。銀粒子を含むインクをプリントすることで電子回路を作るというエレファンテックの技術を活用した。もともとDoT.で2017年に数量限定で販売していたものを、電子回路のデザインを刷新して販売する。

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PAPER TORCHの回路(左)と利用イメージ(右)

 PAPER TORCHを販売するDoT.は、ソフトバンクが運営するIoT商品開発プラットフォーム「+Style」(プラススタイル)とデザインオフィスのnendo(東京都港区)が共同運営している。

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