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冠水したクルマ、エンジンをかけないで JAFが注意喚起
日本自動車連盟(JAF)が、冠水したクルマでは、エンジンなどの漏電で火災が発生する恐れがあるとして、いきなりエンジンをかけないよう注意を呼び掛けている。
西日本で7月5日から豪雨が続き、河川の氾濫などが起きている。そうした中、日本自動車連盟(JAF)は9日、冠水したクルマでは、エンジンやヘッドライトなどの漏電で火災が発生する恐れがあるとして、いきなりエンジンキーを回したり、エンジンボタンを押したりしないよう注意を呼び掛けた。
車のボンネットを開けてみて、水に浸っている場合は、火災防止のためにバッテリーのマイナス側のターミナルを外すよう促している。この際、外したターミナルがバッテリーと接触しないよう絶縁処理を行う必要があるとしている。ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)の場合は、むやみに触らないよう注意喚起している。
また、クルマが冠水・浸水した場合は、すぐにクルマを止めてエンジンを停止し、安全を最優先に避難経路を考えるよう促している。
避難する際は、いきなり水たまりに出ることはせず、水深を測りながらゆっくりと足をつき、進んできた方向とは逆に歩いて避難するのがよいという。車両は水が引くまで放置し、JAFのロードサービスや販売店に連絡。水が引いたからといって、乗り込んでエンジンをかけると、感電する恐れがあるとしている。
JAFのサイトでは、水害や地震などの災害が起きた場合の避難方法も案内している。水害発生時は「すり鉢状の道路の水たまりには入らず引き返す」といった注意が必要という。
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