ニュース
AIが魚種を見分けるアプリ「フィッシュ」 約300万点の写真を人力でタグ付けて学習
AIが魚の種類を判別するスマートフォンアプリ「フィッシュ」が登場。魚の画像を読み込ませると、名称や科目などを表示してくれる。
釣り船予約サイトなどを運営するB.Creation(兵庫県芦屋市)は7月11日、AI(人工知能)を活用して写真に写った魚の種類を判別するスマートフォンアプリ「フィッシュ」(iOS/Android、無料)を公開した。11日時点で80種の魚を判別できるという。
スマートフォンで撮影した写真か、端末内に保存した写真から、AIが魚の種類を判別。魚の名称や科目、特徴、どのような料理に向くかといった情報が見られる。危険な魚種の場合は、判定ページでドクロマークなどを表示して注意を促す。
釣り船予約サイト「釣割」(ちょうわり)を通じて釣り人から集めた約300万点の魚画像をデータベース化し、各画像の魚の種類を人力でタグ付け。そこから得られたデータや図鑑などの情報を活用した。
同社は、1つの魚種に対し、明るさや角度、対象物以外の写り込みといった条件の異なるさまざまな画像を学習させることで、判定の精度を高めたとしている。今後も判別できる魚を増やすという。
関連記事
- ユーザーローカル、写真から年齢・性別を判定する「顔認識AI」を無償提供
ユーザーローカルが、写真から人の顔を自動検出し、年齢と性別を推定する「ユーザーローカル顔認識AI」を公開。開発者向けにはAPIを無償提供する。 - GoogleはAIカメラに「心に残る瞬間」を教え込めたのか
GoogleがAIで“いいシーン”を勝手に撮影する小型ハンズフリーカメラ「Google Clips」を米国で発売。プロの写真家も巻き込んで、3年がかりで取り組んだプロジェクトから研究者が学んだこととは? - AIは“美しさ”を感じるか ディープラーニングの先にある未来
美意識や言葉にできない感覚は人間だけの特権なのか。世界のエリートビジネスマンが注目している“美意識”をめぐり、コンサルタントと人工知能の専門家が異色対談。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.