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Qualcomm買収を断念したBroadcom、CA Technologiesを189億ドルで買収
シンガポールに本社を持つBroadcomが米CA Technologiesを189億ドルで買収すると発表した。BroadcomはQualcommの買収を断念した後も本社の米国移転計画を進めている。
シンガポールに登記上の本社を置く半導体大手Broadcomは7月11日(現地時間)、米企業向けソフトウェア企業のCA Technologies(旧Computer Associates International)を買収することで合意したと発表した。買収は現金で行い、総額189億ドル(約2兆1200億円)に上る。
Broadcomは、この買収により企業向けソフトウェア事業に進出し、事業の多角化を推進するとしている。ホック・タン社長兼CEOは発表文で「多数の顧客を擁するCAは、拡大中のインフラソフトウェア市場にとって重要な存在だ」と語った。
同社は昨年、競合する米Qualcommの買収を発表したが、最終的には断念した。
取引は、株主および米、EU、日本で独禁法関連の承認を得た上で、第4四半期(10〜12月)に完了の見込み。
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