胸に当てるだけで心拍数測定、スマホで確認できるスマート聴診器「Skeeper」:SPORTEC2018
胸に当てるだけで心拍数がどのくらいか、不整脈になっていないかなどを確認できる“スマート聴診器”が東京ビッグサイトで開催中の「SPORTEC2018」に展示されている。韓国企業のSMARTSOUNDが開発し、日本でも販売予定。
胸に当てるだけで心拍数などを確認できる“スマート聴診器”「Skeeper」(スキーパー)が「SPORTEC2018」(東京ビッグサイト、7月25日〜27日)に展示されている。韓国のスマートデバイスメーカーSMARTSOUNDが開発した。日本では輸入代理店のEFGを通じて8月以降に販売予定で、価格は1万7390円(税別)となる見込み。
専用アプリ(スマートフォン)とBluetooth接続し、本体中央のくぼみを押して胸にあてるだけ。内蔵マイクが心臓の音を収集し、心拍数がどのくらいか、心拍がどれほど規則的か(不整脈になっていないか)などを測定する。測定結果はアプリで確認でき、メールやSNSにも送信可能だ。収集した心臓音を保存して聞くこともできる。
アプリは妊婦と胎児の心拍管理ができる「Skepper mama」、0〜7歳の子ども向けの「Skeeper baby」、8歳以上の子どもから高齢者まで利用できる「Skeeper heart」の3種類(いずれも無料、iOS/Android)を用意。Skeeper mamaでは母親の心臓音を使った胎教音楽を、Skeeper babyでは母親の心臓音を使った子守歌を制作して聞かせることもできるという。
Skeeper baby以外は1アプリに1ユーザーしか登録できないが、Skeeper本体には複数のスマホを接続できるため、1台を家族全員で利用できるという。EFGの李光(リ ガン)代表取締役は「言葉を話せない赤ちゃんでも、心臓の鼓動を毎日測れば異常をチェックできる。胎児の時からではなく生まれた後も、そして家族全員が使える」とコメントしている。
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