ライブ配信・視聴アプリ「nicocas」登場 配信者を“投げ銭”機能で応援
ドワンゴがライブ配信・視聴用アプリ「nicocas」の提供を開始。ニコニコ生放送の新機能を試す「実験放送」のためのアプリで、バーチャルキャストを使った生放送で配信者に3Dアイテムを贈れる「ギフト」機能などに対応する。
ドワンゴは8月1日、ライブ配信・視聴用アプリ「nicocas」(Androidのみ)の提供を始めた。ニコニコ生放送の新機能を試す「実験放送」用アプリで、視聴者が配信者にアイテムを贈って支援する“投げ銭”機能「ギフト」にも対応する。同日から、「バーチャルキャスト」配信の実験放送番組で「花束」など番組を盛り上げる3Dアイテムが贈れるようになった。
nicocasはニコニコ生放送の視聴やライブ配信が行えるスマホアプリ。アプリをインストールすると自動でニコニコアカウントが発行されるためアカウント登録は不要だが、既にニコニコアカウントを持っている人はログインして利用することもできる。8月1日時点ではAndroid版のみで、今後iOS版も提供予定。
視聴者はギフト機能でアイテムを贈ることで配信者を支援できる。バーチャルキャストを使った番組では「Vギフト」(バーチャルキャスト番組のギフト機能)として「ニコニコポイント」を使って3Dアイテムを購入する。贈られたギフトは配信者に収益の一部を還元する「クリエイター奨励プログラム」のスコアに加算され、配信者はスコアに応じた奨励金を受け取れるという。
またnicocasでは「ギフト」以外にも、視聴者と配信者が対戦できるゲームやおえかき機能など、双方向で放送を盛り上げる機能を用意。「ニコニコプレミアム会員」限定で、他の実験放送番組や動画を自分の番組に「引用」する機能や、アプリを起動したスマートフォンをサブカメラとして使える「マルチカメラ配信」機能なども備える。
ドワンゴは17年11月に、ログインしなくても利用できる新ユーザーインタフェース(UI)としてnicocasを発表。放送を盛り上げる機能の一部は18年5月31日〜6月14日に実験放送としてテストを行っていた。
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